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< Mazart: Opera " Die Zauberflöte "> Monday 3 April 2017, 7:30pm@Theatre des Champs-Elysees シャンゼリゼ劇場でモーツァルトのオペラ「魔笛」が コンサート形式で上演されたので、 聴きに出かけました。 1791年に作曲されたこのオペラはモーツァルト最後のオペラで、 モーツァルトはその年の12月に他界しました。 台本はモーツァルトとしては珍しくドイツ語。 あらすじ→http://www.geocities.jp/wakaru_opera/diezauberflote.html 舞台は歌手が上手と下手から出入りするだけ、衣装もごくシンプルで、 始まった時はどうかなぁ~、と思いましたが、そんな不安はすぐに吹っ飛び、 次から次へと流れるモーツァルトの珠玉の名曲に、只々酔いしれました。 有名な夜の女王のアリア「復讐の炎は地獄のように我が心に燃え」は言わずもがな、パパゲーノとパパゲーナの愉快な二重唱など、オペラ「魔笛」は、 珠玉のアリアで綴られるメルヘンの世界です。 物語は王子によるお姫様の救出劇の形で始まりますが、 2幕で善玉と悪玉が入れ替わり…善悪交代する夜の女王とザラストロは、 このオペラの中の最高音と最低音をそれぞれ受け持ちます。 夜の女王のアリアは至難なコロラトゥーラの技巧を駆使した難曲、 ザラストロのアリアも、低音が豊かなバスにとって 重要なレパートリーの一つ。 夜の女王を歌ったJodie Devosは最高音まで破綻なく、手堅い歌いっぷりで、 聴衆は惜しみない拍手で賞賛、反してザラストロを歌ったDashon Burtonは バスならでは、役所ならではの底力ある声量と凄みに欠け、 物足りない感は否めませんでした。 タミーノ王子を歌ったテノールのJulian Pregardienは、 前半は声が固かったのですが、後半は俄然良くなり、 優しい響きに満ちたまろやかな美声を聴かせてくれました。 タミーノ王子とは対照的に終始道化的キャラクターのパパゲーノ。 モーツァルトにこのオペラを依頼した人物、シカネーダ自身が、 初演の折自ら演じた役だそうで、道理で要所要所に登場し出番が多く、 場をもりあげる役割を果たしています。 バリトンのKlemens Sanderは長身でスリム、飄々と身軽な感じが、 少々軽薄キャラクターのパパゲーノによく合っていました。 モーツァルトのオペラを聴く時心打たれるのが、重唱の美しさ、 二重唱や三重唱、五重唱、そして合唱の美しさと完成度の高さが、 他の作曲家の追随を許さない見事さです。 魔笛では1幕冒頭で3人の侍女が登場し三重唱を歌います。 ソプラノ3名の歌う三重唱が、上質のテクニックと機知に富んだ表現で 耳に心地よく、揃って長身で容姿端麗なソプラノ3名は目にも楽しく、 聴衆はもう早々と魔笛の世界へ取り込まれてしまいます。 コンサート形式でも3時間かかるモーツァルトのオペラ最後の大作、 「魔笛」、天上の音楽と言われるモーツァルトの音楽の究極の美しさを 全身で堪能し、改めて耳と心に刻んだ夕べでした。 PS.写真が酷くてすみません。カメラを忘れ携帯はバッテリー切れ、
by mitokosato
| 2017-04-04 07:25
| オペラ
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